くすの木の2番手として、質問させて頂きます。3月議会の大取でございます。今議会は、21世紀最初の議会でもあります。市長が冒頭の施政方針演説で述べられていたように、21世紀は精神的な豊かさの再構築にあると思います。物質社会から精神社会への施策の転換というのは、物質文明の中で生きてきた人々に理解を求める事は、非常にむずかしい時間のかかる作業になると思います。市長は、今年度を「新世紀ひらつかルネッサンス」と位置づけました。ルネッサンスを文芸復興と解すれば、温故知新の温故にあたり、「夢なくして未来はない」と述べていられるように、夢の実現は知新にあたると思います。まちをつくると言うことは、保存、再生、創造と言うことだと思います。保存から再生にかけてが温故、再生から創造にかけてが知新と言うことでもあります。温故と知新の施策が混在しています。20世紀、私たちは21世紀に夢を託してきました。夢や希望に溢れた新世紀を迎えて、ルネッサンスとした所に、市長の苦悩があると思いますが、夢に向かっていくつかの質問をさせて頂きます。
1,夢千年記念事業について
(1)1000年の森
平塚市では、「新たな時代を、新たな気持ちで迎え、新たに歩みだす」というコンセプトのもと、ひらつか夢千年と題し、いくつかの記念事業の一つとして1000年の森づくりを、市民と共に歩む環境共生まちづくりの新たなスタートとして企画しました。すでに、岡崎大橋橋詰め緑地に記念植樹がされたようですが、新聞紙上の情報だけしか持っていませんので、いくつか質問致します。千年担保するための地元との協議は、市民とのコンセンサスは、どのように計られたのか。樹木の選定はどのようになされたのか。市民参加の状況は。今後の計画について、今年度、中期計画、10年後の長期計画は。さらにその先の整備、管理計画はどのようになっているのでしょうか。伺います。
先日、屋久島に視察に行って参りました。千年杉の持つ力、巨木の持つ風格、その木自体から与えられる感動に、じかに触れて来ました。千年後、平塚市においてあの感動を市民に伝えられる事を考えると、熱いものを感じます。「千年続いてほしい森づくり」という願いだけでなく、千年後の子孫に伝えるべきものは何なのか、きちんとしたビジョンを持つべきだと思いますが、ご見解を伺います。
又、現代における平塚の古木の現状を、今後の保全樹等指定事業の予定とあわせて伺うとともに、県の行っている、2001年「希望の年」記念事業における、千年樹植樹との整合性についてお聞かせ下さい。
(2)タイムカプセル
本年元旦、年賀状に混じって、我が家にうれしい手紙が届きました。15才の娘に宛てた手紙で、親はすっかり忘れてしまっていたのですが、筑波博で生まれる前の子どもに宛てて出した手紙でした。科学の進歩と子どもの成長を夢見ながらの、20世紀から新しい世紀へのタイムカプセルでした。
本市においても、輝け新世紀!未来へ託すタイムカプセルということで、昭和54年の国際児童年に埋めた、21世紀へのメッセージが入ったタイムカプセルを掘り出し、市政100周年に向けて、青少年の夢や希望を新たにタイムカプセルに入れて、21世紀に託するということです。今年の子ども大会において各地で記念の催しを企画せよとのことですが、日にちが迫っているにもかかわらずあまり見えてきません。そこでお伺い致します。
国際児童年に埋めたタイムカプセルの現状は、どうなっているでしょうか。これから埋めるタイムカプセルに入れるメッセージは、どのように準備されて、どのような企画でひらつか夢千年の記念事業にされるのでしょうか。そして、子ども達の夢や希望のメッセージを、どのようにとらえ、この事業を通じて子ども達や市民に何を伝えて行こうとしているのでしょうか。市政100周年に、どう生かして行くのでしょうか。お伺い致します。
2,違法な屋外広告物について
屋外広告にもいろいろありますが、まず、本市中心商店街などに多く見られる、違法な壁面突出広告物について目を奪われます。本年4月から特例市になる平塚市にとって、このような違法物件は良好な街並み景観などの観点から、早急に是正させるべきではないかと思っております。しかし今回は、通称捨て看と呼ばれている立看板と電話ボックス内のはり札に絞ってご見解を伺いたいと思います。 環境浄化委員が3年前まで活動していたからかどうかわかりませんが、テレクラ看板撤去活動を通して、一定の成果をあげていました。が、ここ2年ほど急増し、目にあまるものがあります。ピンクキャバレー、出張ヘルスなどなど。その原色や蛍光色の捨て看は、青少年の健全育成やまちの景観上大変有害であります。 この捨て看やピンクチラシの撤去活動を、善意の市民がボランティアでしようとした時、広告業者とのトラブルがあったらどうしようとか、ある種の後ろめたさが残ります。もともと違法なものであっても、遺失物として保管しなくてはならないという法の規制があったりとか。元来、管理者が撤去するのが一番トラブルが少ないのですが、信号機などは公安委員会、電柱は東電、電話ボックスはNTT、それに道路管理者である県・市。やりきれない上に、それぞれの持ち分だけではきれいになりません。 そこで、善意の市民に気持ちよく活動してもらう方法について質問致します。神奈川県屋外広告物条例では、18条の2で知事は、県民、事業者及び市町村の協力を求めることができる、としています。又、規則第1条において、鎌倉市、茅ヶ崎市、相模原市、南足柄市、中井町、山北町、開成町、真鶴町、湯河原町の4市5町は県より事務委任を受け、許可事務、除却事務を独自に行っております。事務の委任について検討はされているのでしょうか。平塚独自の条例の制定は考えておられるのでしょうか。伺います。あわせて、それぞれの管理者が、市民活動を有用に活用するための協議はされているのでしょうか。本市が中心となって、市民も交えて6者で美観風致に対して、平塚方式のようなものを検討協議すべきと思いますがいかがでしょうか。見解を求めます。
3,平塚競輪場選手宿舎増築工事について(金子)
平成13年2月9日に予定されていた、平塚競輪場内の選手宿舎の増築工事をめぐり、建設業者の談合疑惑の問題が、マスコミ各社に取り上げられました。その結果、市は公正入札調査委員会を開き、入札の延期を決め、2月14日入札参加業者に事情聴取をし、談合の事実がないことを確認し、2月20日に入札を実施しました。
しかし、ここにいくつかの理解しがたい問題が発生しています。2月8日、朝日新聞に掲載された記事より推察された業者が、落札するのかと思ったことです。入札延期後、
4部長で構成された公正入札調査委員会が、入札参加業者に事情聴取したその内容は、
1.談合の事実があったかどうか。
2.談合情報を耳にしたか。
3.事前に他のJVと接触したか。
4.談合の働きかけをしたか、されたか。 その後、不正行為は一切やってないという誓約書を提出させた。と言う事です。 このような調査で、市民は納得できるのでしょうか。今後、このような談合疑惑を持たれないためにも、根本的に入札制度を改善すべきではないでしょうか。
そこで質問致します。
1.設計金額3億円以上5億円未満の工事は、公募型指名競争入札にすることができるが、適格業者は何社あるのか。又、設計金額を1億5千万円以上5億円未満に広げた場合は、
適格業者は何社になりますか。
2.平塚市も、すでに茅ヶ崎市で実施されている制度、すなわち入札最低制限価格を割り込んだ金額でも、これを調査・審査し、妥当な金額と認められたら、これを落札するという、低入札価格制度を導入してはどうか。
3.入札疑惑が発生したら、共同企業体の組み替えを要求することを、入札条件に入れることを検討すべきではないか。
4.疑惑が発生した場合の調査方法について、4部長による聞き取り調査だけでは、疑惑の解消には不十分だと思う。他により公正な調査方法はないのか。伺います。
4,市民病院について
(1)薬剤師の服薬指導と病床活動 (吉野) 院外処方が拡大され、服薬指導と病棟活動は、薬剤師の方にとつてやりがいのある、薬剤師本来の仕事と認識しておりましたが、現実はどうなのでしょうか。
薬剤師のメリットとしての、現状の外来調剤の仕事から、入院患者さんへの臨床業務の、服薬指導・副作用のチェック・薬効の評価などの業務の移行は、現在どのように進んでいるのでしょうか。お伺い致します。
1月15日の広報ひらつかで、臨時職員の薬剤師を募集しております。 内容は月、水、金の3日間の、午後1時から5時までの勤務になっておりますが、この募集は、臨床業務への業務の移行にともなう、病床活動の充実にともなうものでしょうか。あわせてお伺いを致します。
また、院外処方が拡大される中で、外来患者の方々への、薬局窓口での、薬剤師による効能や副作用に対する、服薬指導や情報の提供について、十分な指導を受けていないとの、外来患者の方々の意見がありますが、患者一人に対しての、服薬指導にかかる時間とその指導は、どのような内容であるのかお伺い致します。
(2) 院外薬局の充実
院外薬局の服薬指導の現状と、問題点についてお伺い致します。 院外薬局より、医薬品に関する、効能や副作用についての服薬指導を受ける場合、患者側のメリットに差があり、院外薬局の質とともに、勤務する薬剤師の教育・研修を行わず、質の低いサービスが行われている、院外薬局が少なくないということです。
院外処方をする上で、どの薬局に院外薬局をお願いするのか、調査内容に問題があるのではないでしょうか。本院の院外薬局を委託する手順と、現在、適正な服薬指導や薬歴指導が、十分に行われているかの確認は、どのようになされておるのでしょうか。お伺い致します。
また、薬価差の減少により、医療機関に分業の解約を申し入れる院外薬局が、全国で出はじめているようです。一度、処方箋を引き受ける意志を表示したなら、継続するための経営努力を、院外薬局は行うべきですが、問題は、薬品効率が非常に悪いためであると思います。多くの医療機関の処方箋を取り扱うため、薬の種類の多さにあり、当然備蓄在庫を多く抱え、おのずと不良在庫が増える。在庫を減らせば、患者の方を待たせてしまうことが多くなり、患者は減る。その結果、経営は圧迫され、経営危機に陥るのは当たり前であります。院外薬局を育成するためにも、地域の総合病院である市民病院として、院外処方の拡大を、早急に実施すべきであると考えますが、院外薬局の現状と、あわせてご見解をお伺い致します。
(3) 薬品の入札制度
12月の定例会において、くすの木の金子議員が薬剤在庫管理についての改善策と、 その効果についての質問を致しましたが、その答弁の中で、平成13年4月からの、入札制度の導入を予定しておるとのことでした。この答弁には大変驚いております。
13年度では交通救急センターと合わせて、22億円の薬品費が予算計上されております。診療材料費等を含むと、30億円以上の予算となります。毎年30億円もの薬品・診療材料を購入し、まったくの持ち出し分となる消費税5%を支払うなかで、収益の減少は数年前より予想されていたはずです。入札制度が導入されていなかった中での、薬品の仕入れ値交渉は、どのように行われていたのでしょうかお伺い致します。
また、入札制度をなぜ今導入しようとするのですか。入札の目的と入札方法について、あわせてお伺い致します。 尚、当時の厚生省が医薬分業を推進しようとした問題の一つに、院外処方への誘導をする上で、薬価の引き下げを行うためにまず、医師と製薬メーカーの、つながりを切る手段として、利用したことは明かでであり、専門家も指摘しております。市民病院の立場からして、製薬メーカーとのつながりはないと確信しておりますが、本院での薬品卸問屋との、薬品の仕入れ値交渉および、今後の入札制度を実施する上で、医師の方のご意見はどの点まで求め、実施に向け、生かそうとしているのかお伺い致します。
5,成人式について
今年の成人式は、その是非をめぐって全国的に議論を呼びました。高知県の橋本知事の出て行け事件、香川県の高松市でのクラッカー事件、群馬県太田市の炭酸飲料ぶっかけ事件、香川県観音寺市でのエアガン乱射事件などなど。連日マスコミによって取り上げられていました。これら全ての事件の前段には、飲酒がともなっていることを考えれば、本市における成人式も、対岸の火事という訳にはいかないと思います。式典が始まってもロビーや外で記念撮影をしていたり、あいさつの最中に携帯電話で話していたり、会場内で飲酒をしたり、他市で問題になっていることは、同じように平塚の成人式にもあることのように聞き及びます。実際の所、本市の成人式の現状はどうなのでしょうか。お伺い致します。又、本市では実行委員会によって企画運営されていますが、開催に向かってどのように準備されたのでしょうか。そんな中、本年度は豪華景品の抽選会を企画されたようですが、内容と効果について伺います。埼玉県川越市では、テレホンカードの記念品から川越のまちの素晴らしさや川越について再認識してもらおうと、まちの紹介ビデオを贈ったそうです。成人式を通じて伝えたいことについて、原点を見つめ直して見る時期だと考えますが、本市の現状を踏まえて、メディアでの成人式論議について見解をお伺い致します。
6,平塚の教育について
私は先般、教育委員会を傍聴するという機会がありました。非常に質の高い会議でしたので、感動致しました。傍聴後の私なりの感想ですが、市民の代表として行政全般にかかわって行く議員と、市民の代表として教育行政にかかわって行く教育委員とが、より緊密な連携をはかることが、より質の高い教育を創造して行くことだと感じました。議会や教育民生常任委員会での質疑を承知の上で、次に開催される教育委員の会議に臨む。逆も同様ですが、何より、平塚の教育に対する熱意が、お互いに啓発されて行くと思うのですがいかがでしょうか。この際ですから、教育委員長のご見解をお伺い致します。教育委員として、学校現場へお出かけの機会もあろうかと思いますが、そんな折りにかいま見た今の子どもたちに対する感想や思い。そして、学校やそれを支えている教師に対して感じていること。2002年に向けて、今提案されているさまざまな教育改革についての所感などについて、述べて頂けたら幸です。大変、総論的な質問で申し訳ないのですが、あわせてお伺い致します。
(1) 教育における儀式の意義
昨年の12月議会において、我がくすの木の青木 聖議員の質問に対して、教育長は、儀式的な行事は、学校生活に有意義な変化や折り目をつけ、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機づけとなるような活動を行っております。と、述べられております。質問が入学式、卒業式、始業式、終業式をあげて聞いているので、答えが曖昧になってしまったのかと思いますので、儀式的な行事についてはこの解答でいいとして、入学式や卒業式をどう儀式としてとらえているか、答弁でも述べていられるように、入学式や卒業式には、他の教育活動では容易に得られない教育的価値を実現する場としての特質があると述べておられます。教育的価値を、さらに高めるために再度質問致します。
5,の成人式についてでも触れましたが、成人式を通じて伝えたいことが伝わらないジレンマ。参加する側の同窓会程度の意識。これらは、節目を一つ一つ乗り越える事によって、きちんと成長してこなかった結果だと思いますが、見解を伺います。
(2) 教科書採択
現在、平成14年度から使用される小・中学校の教科書が検定作業中であります。マスコミの報道を見ていますと、いよいよ佳境にさしかかって来た感があります。中国や韓国での議論も、今までの教科書に対して、むしろ真剣に検定がなされているからこそのようにも思えます。国内においても全国各地で、教科書をよくする議員連盟、連絡協議会が発足され、神奈川県においても同様の状況にあり、世論の盛り上がりと、よりよい教科書採択に向けての認知が高まって来たと思われます。横浜市では、学校票を撤廃。千葉県では、愛国心基準に選択を。東京都では、教員以外の意見重視。新聞紙上の活字だけ追って行くと、すごいことになっていて、どちらが偏向しているのかわからなくなってしまいます。しかし、新学習指導要領で言っている、「わが国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」という観点で見れば、当たり前の事なのです。私たちは、国民としての立場と、県民としての立場と、市民としての立場と、常に三足の草鞋を履いています。もっと言えば、地域住民という立場も含めて、ふるさとを愛する気持ちが根底になければ、人間としての大きな成長は望めません。こう書けばわかりやすいのですが、国を愛することがなければ、他国を思いやることができない事と同じことだと思います。市長は、21世紀は精神的な豊かさにあると言われ、第151国会における森総理大臣の施政方針演説でも、人間の世紀としています。日本新生という大きな渦の中での教育改革。この時期の教科書採択。子どもたちに良い教科書を与えてあげるために、大人の英知を結集しようではありませんか。
長い時間をかけて作られてきた採択の仕組みは、それなりの良さもあると思います。しかし、時代の要請にも目を向けて下さい。既得権の打破と言うのは難しいと言うのもわかります。学校票に頼らない採択ができるようになれば、学校票は有名無実になってしまいます。学校票に頼らない採択というのは、調査委員会による調査資料の充実と、充実させるのにふさわしい調査員の任命にあると思います。見解について伺います。
前議会において、調査項目の絞り込みについては、各市町の教科用図書担当者で研究して行きたいと答弁されていましたが、今やっておかなければならないことです。地区採択協議会が開かれたら2ヶ月位で採択まで行ってしまうのです。現在の進捗状況について伺います。
又、教育委員会の採択権者としての責任をはたすため、共同採択には限界を感じますが、見解と、中地区での他市の反応について、そして県の議論の状況について伺います。