平成11年6月議会

 くすの木の2番手として、通告に従い総括質問させて頂きます。 私たちにとって、初めての定例議会で質問させて頂ける事を大変うれしく思います。市民にとって、身近な地方議会・市民の顔の見える地方議員を目指して行きたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。  

 それでは、教育について質問させて頂きます。

学校・家庭・地域の教育力について

1.21世紀を展望した教育についてという事です。
 昭和28年に第一期の中央教育審議会が文部大臣の諮問機関として召集されて以来、現在、第16期が進行中であります。昭和28年以来30数回にわたって答申が出され、日本の教育はどうあるべきか。真剣に論議されつづけてきたのであります。  特に15期中教審においては、「21世紀を展望した我が国の教育の 在り方について」の第一次、第二次答申に引き続いて、昨年6月には「幼児期からの心の教育の在り方について」 そして9月には「今後の地方教育行政の在り方について」と、やつぎばやに答申がなされ、教育改革の嵐が押し寄せているといった状況にあります。   社会的にも、教育改革が認知されはじめ、教育改革への期待感が増大しています。 しかし、改革とは古くなったものを、新しい時代に適応するものに改める事です。 一部言われているような「昔はよかった」。昔に戻すのでは、改革ではありません。  今までの教育について検証し、学校と家庭と地域が十分な論議をし、手を取り合い、補い合わなければ、正しい教育改革などあり得ません。 21世紀を展望しての教育改革の方向性は、ほぼこれまでの各審議会の答申で示されたと、文部大臣は言っています。  本市においても、平成9年「21世紀の学校教育をどう展望するか」をまとめ、昨年11月「その具体化・実践化に向けて」という形で指針として示されました。 いよいよ、学校と家庭と地域とで、教育改革の具現化をして行かなければなりません。 人に置き換えれば、教師と保護者と 地域住民が共に手を取り合う時、21世紀の教育が展望しやすいように、具体的な行動に理解がともなうよう、なぜ今教育改革なのかをお示し 下さるよう、おたずね致します。  昨年11月に教育課題検討会より出された、「その具体化・実践化に 向けて」 の中に述べられているように、行政や学校が、改革の主体と ならなければならない問題が山積しています。  日々、平塚の教育のために努力されているにもかかわらず、大変申し訳ないのですが、 学校と家庭と地域が、新しい教育を具現化しようと する時、学校がリーダーシップを取って頂くことが一番効果的で、 その意味で、教育委員会の役割は大きいと思います。 なぜなら、学校・家庭・地域が現場であるなら、行政レベルでは、教育委員会・校長会・教育委員といった構図になると思います。   先に申し上げたように、昨年9月「今後の地方教育行政の在り方について」、中教審の答申がありました。 その中で、教育委員会や教育委員学校について、課題や具体的改善策までくわしく述べています。  平塚市として、教育委員会や教育委員が教育改革のの流れの中で、その役割を精査しておくことは、重要なことであると思います。  そういった意味で、教育委員会及び教育委員の役割についておたずね致します。 一部、他市で漏れ聞く、いわゆる県費職員と市費職員の確執などは 本市にはないと思いますが、学校と家庭と地域が教育力を発揮して行く時、行政と学校と市民が手を取り合いネットワークする事が、改革の効果を上げる早道だと思います。  そして、答申の中にあるような行政レベルにおいては、市民の代表としての教育委員の増員について、 又、現場のレベルにおいては、 学校評議員制度の早期導入による地域住民の学校運営への参画に ついて、実施に向けた検討に入って頂きたい。その事が、地域の教育力の向上に加速度をつけるものと信じます。  次に、新しい教育課程における、児童・生徒の個性を大切にした教育と、ゆとりの中で生きる力を育む教育についておたずね致します。  現在、平成14年度からの実施を目指して、教育課程審議会においてその改訂を行っている所であります。  新しい教育課程においては、一次答申で示されたゆとりの中で生きる力を育むという、今後の教育の基本的な在り方を踏まえている事は言うまでもなく、完全学校週五日制の下で、教育内容を厳選して、個性を生かす教育を充実する としています。個性とは何でしょうか。個々の人をそれぞれ特徴づけているものを個性といいますが、中教審の答申の中には、飛び級に見られるように、あるいは大学の個性化など、企業が求める能力的な個性と、基礎・基本に重点をおき、必要な単位数を引き下げ、ゆとりの中で育てる性格的な個性とが、両方言われています。  この事は、答申の解釈の仕方によって、 あるいは、どの部分に力点をおくかによって、改革の方向性がまるで違ってきてしまうという事です。 さらに、中高一貫教育や高等学校の多様化が、個性化の方策として 言われますが、昨年6月に法改正された中高一貫教育ですが、受験エリート校化しないよう、附帯決議まで付けられていますが、高校において、特色ある教育活動を展開しようとした神奈川総合高校が、屈指のエリート校である事は、衆知の事実であります。  自論ではありますが、学校・家庭・地域の教育力の中で子育てがなされるとすれば、小中一貫教育という事も、今後検討して見て下さい。 平塚市には、一中学校一小学校区という学校が何校かあります。  21世紀を展望した教育について、これまで述べてきたように、様々な答申がなされ、数限りない教育改革についての道しるべが示されました。その道しるべを具体化・実践化する時、学校と家庭と地域が、人に置き換えると、教師と保護者と地域住民が、ともに手を取り合って、お互いがお互いを生かしあい、それぞれの持つ教育力がリンクして始めて、本当の意味での教育がなされるのだと思います。

2.教育ボランティアについて質問致します。  
  前段で述べたとおり、様々な教育改革の流れを受けて、本市でも、 図書ボランティアや教育ボランティア、人材バンクと呼ぶところもあります。それに環境ボランティアなど、学校教育現場で、様々なボランティア活動がなされ始めています。 が、 お隣の茅ヶ崎市に、指針となるべき例があります。子どもたちとともに、大人も学びあい育ちあう、「学びの共同体」としての学校の創造をと、「茅の響きあい教育」を、学校・家庭・地域・行政に提言しています。  昨年4月に開校した茅ヶ崎市立浜之郷小学校では、提言を具体的に授業の中で、子ども・教師・保護者が協力して学習することで、学び育ちあうことを実践しているそうです。  学校を学びの共同体の核として、学校・家庭・地域・行政が共同して いく事。学校・家庭・地域の教育力に、行政をも巻き込んでの教育は、 素晴らしい試みだと思います。  県民会議的に言えば、個性・共生・共育と言い換えてもいいと思います。 もっとも、本市においても学校教育目標を策定するために、保護者や地域に意見聴取を行った学校があります。来年の4月には、学校と家庭と地域が同じ思いに立った学校が、出現するかもしれません。開かれた学校で、全ての者が学びあい育ちあう、学びの共同体的な 学校が、生涯学習の出発点になるという事について、おたずね致します。   学校と家庭と地域とが、ともに手をたずさえて教育力を発揮していく時、地域が一番むずかしく弱いと思います。このような仕掛けがほしいものです。  地域に対する教育力の仕掛けと言えば、地域教育力ネットワーク協議会があります。地域教育力ネットワーク協議会は、平成9年他市に先がけて発足した訳ですが、それ以前の歴史的な経過は、平成8年3月、それまでの中学校区青少年健全育成協議会が、補助金カットにともない廃止され、平成8年7月、中教審の第一次答申がなされ、これからの地域社会における教育の在り方が求められたのを受けて発足したものです。  市長は所信表明の中で、今年度を「青少年健全育成の年」と位置づけると答弁されましたが、こうした経過を考えますと、「地域の教育力をネットワークする年」として欲しかったと思います。  環境浄化がその役割を終え、青少年指導員と統合されたように、青健連が非行化防止から一歩も抜け出せなかったように、その活動があまりに固定化してしまう事により、団体名でイメージづけられてしまいます。 ネーミングというのは、大切にして欲しいと思います。  地域教育力ネットワーク協議会にもどります。 学校と家庭と地域の教育力を考えた時、中学校区のネットワーク協議会は、あまりにも格差がありすぎます。 一中学校一小学校の地区と、大きい所は一中学校四小学校区にまたがります。  教育ボランティアの必要性や有用性が認められてきている中、地域 教育力ネットワーク協議会は、大きな戦力になるはずなのです。できるだけ早い時期に、小学校区への設置を望むものですが、学校教育における地域教育力ネットワーク協議会の、今後についてうかがいます。

3. 部活動について  
最近、中学校における部活動の様子がおかしいと思いませんか。 だいいち、これだけ教育改革の嵐の中で、数々の答申が出されつづけているにもかかわらず、中学にしろ高校にしろ、部活動については一言も 触れられていません。  21世紀の社会を支えて行くために、教育の役割は重要であり、ゆえに教育改革を、真剣に進めているのだと思います。 教育の中で、そんな影の薄いものなのでしょうか。 中学校教育における部活動の役割についておたずね致します。  昔はどこの学校にも、ほとんど同じ部活があたりまえの様にありました。近年、バスケットやバレーなど、メジャーな種目がなかったりします。 なぜでしょう。部員加入の減少、顧問の減少、顧問は県内他市と比較すれば多い方との調査報告もあります。生徒の運動離れ。たしかに文化部には、多数入部しているという現象もあります。  しかし、生涯に渡り運動に親しみ、基礎的な体力を高め、心と体の健康をつくっておくことは、とても大切な事だと思います。  昔は知育・徳育・体育の三本柱の一つでした。現在においては、学習指導要領の上の、総授業時数980時間 ぶんの90時間の、体育の授業だけでよいのでしょうか。  この年代だからこその、体力の向上や心身の健康が、体育の授業だけで得られるとは思えません。  部活動が中学校教育にとって、重要な役割をになっているとするならば私はそう思うのですが。今、何とかしなければなりません。本当に、入部希望者や顧問がいなくなる前に、打つべき手だてを打たなければなりません。  今の教育改革の方向性からは、当然、地域や保護者のサポートにより部活の維持をはかるべきだと思います。そのような仕組みづくりを、模索する時だと思います。 今後の展望について、おたずね致します。

4.学童保育
 夫婦一組に1.43人の子どもという少子化傾向と、母親のパート就労の増加によって、近年の子どもを取り巻く家庭環境は、大きく変化しています。  昨年3月に町村文部大臣から出された緊急アピールに、悩みや不安は遠慮なく、友達やお父さん・お母さん・先生などの大人たちに相談しよう。こう訴えられています。私たち大人は、留守家庭に一人でいる子どもにも皆で声をかけあって育てて行かなくてはなりません。  同じく昨年6月に出された、児童の権利条約の最終見解にも、児童が人格をもった一人の人間として尊重されなければならない事と、大人や 社会にとって児童が、保護の対象であることが述べられております。  又、教育改革の流れの中でも、学校・家庭・地域の教育力の充実を 図り、それぞれの連携を深めることによって、子どもの生活と行動の環境で、様々な体験ができるようにすることが必要であるとしています。  先日、眞議員の質問に対して、子育ては社会全体で支援して行くものだと、お答えになりました。 まったくその通りだと思います。 子どもにとっての社会とは、家庭と学校と地域なのですから、個々別々の子育てでなく、学校と家庭と地域が一体となって、子育てを行っていくべきだと思います。  放課後児童健全育成事業は、地域の教育力の向上を図るため、その一翼をになっている施策であると、捕らえる事が、最も重要であると考えます。 そこでおたずね致します。  補助から委託制度に変わって、行政としてのかかわり方が、どう変わったでしょうか。6000万円という歳出に見合った、指導があってもいいと思います。  又、子どもの育成事業ですから、指導員の資質の向上が大切になってきます。そのために、どの様な研修がなされているのでしょうか。  今後、地域の子どもを地域で育てていくために、もっと多くの子どもが気軽に参加でき、もっと多くの地域の大人が暖かい支援ができるように、地域に根ざした活動になることを期待して、今後の事業の展望についてうかがいます。 Aベルマーレ平塚についての基本的考え方 1.具体的な支援   

七夕まつりの活性化について (金子)                                                   

 湘南平塚七夕まつりは、来年すなわち平成12年に、第50回を迎える事となりました。このことは、平塚の先人の大変なるご苦労のもと、現在期間中300万人を越える、全国に知れ渡る一大イベントとなりました。  
しかし、この七夕まつりは、現在大きなジレンマにおちいっているのも事実です。本来、平塚七夕まつりは平塚市全体の七夕をさすものであります。しかし、市内外の見物の人たちは、この七夕まつりは、平塚駅北口西口附近周辺、すなわち紅谷町、明石町を中心とした、スターモール、パールロード商店街等々の七夕飾りを、見に来るのも事実です。  特にスターモール商店街は、通称七夕通りと言われるごとく、竹による飾りつけのため日本古来の伝統を受け継いで、夏の風物詩をかもし出しています。  
しかし、近年この七夕通りの竹飾りが、往年に比べめっきり減少してしまいましたのは、衆知のことと思います。今までに、七夕まつりに対するこれらの議論は、数多くあったと思いますが、今回は、竹飾りの中心的な場所である七夕通り沿いの、商店街の竹飾り掲出者の立場にて質問させて頂きます。
*未掲出の竹飾りについて質問致します。  
スターモール商店街の一階店舗・事務所は95店あります。これらの内昨年独自で七夕の飾り付けを出したのが58店。他地区の団体・会社が飾り付けを出したのが6店で、合計掲出者は64店。未掲出者31店となっています。すなわち、この31の未掲出店に竹飾りを出して頂けば、七夕通りは、全体に竹飾りが飾られ、この通りは大変はなやかになるのは必然です。  この解決策として、現在実施しているスターモール商店街以外の、地域・団体・会社等に呼びかけ、竹飾りの掲出を積極的にお願いする事は、大変重要でありますので、ぜひ継続して実行して頂きたい。  本年、七夕まつり開催経費として66,726,000円が、七夕実行委員会に支出されています。この中から、竹飾りを掲出している平塚商店連合会へは、2,300万円が支払われています。この商店連合会は、全市の商店会の組織でありますので、当然、この2,300万円の中より、紅谷町明石町の竹飾りも含まれているのが現状です。  七夕実行委員会も6,672万円の予算で、平塚市の一大イベントの大変な仕事をしておりますが、当然、竹飾りを出している人たちも、竹飾り制作費・労力等これ又大変な仕事をしています。  しかし、この七夕まつりは平塚市の観光事業であり、平塚の一大イベントである七夕の灯を消さぬためにも、竹飾りの掲出に対しては、行政も 積極的に支援しなければだめだと思います。しかし、本年も商店連合会に対し、150万円の予算が削減されています。  ここで提案並びに質問を致しますので、ご見解をうかがいます。
Q.七夕通りの竹飾りの未掲出場所に、竹飾りを飾るための特別措置として、竹飾り1本の制作費を25万円とし、未掲出分31店、総経費775万円を商店連合会に特別に助成したらどうでしょうか。これは第50回に向け地元側の要望もあり、ぜひお願いしたい。
Q.大きな竹飾りになると、これを製作する作業場が必要となります。これに対し、見附台体育館・公園・会社の遊休施設・農家の納屋等、行政側も各関連部・課が横の連絡を取り合い、掲出者と一丸となったバックアップ態勢を取れないでしょうか。
*湘南ひらつか七夕実行委員会についておたずね致します。  
現在この委員会には、掲出者側よりの委員もメンバーになっておりますが、組織が肥大化し、会議の場においての発言も、なかなか言いだしにくいのが現状のようです。  ここでおたずね致します。
Q.この七夕実行委員会に、紅谷町・明石町等々の掲出者を中心にした小委員会等を設置し、竹飾りの掲出を地元の人たちにより、積極的に 進める方針を取り入れてはどうでしょうか。
Q.イベント等は、積極的に取り入れるべきである。又、オープンカーによるパレードも、ミス七夕・ベルマーレの選手団・将来平塚市を背負う、各地区の子供会の子どもたち等、今までのスタイルを変えて、見ている側に楽しい雰囲気を与える演出を したらどうでしょうか。
Q.無料休憩所を、元警察署跡の駐車場・紅谷町駐車場等に設置できないでしょうか。これは期間中には交通規制のため使用できません。又、そういう場所で、市の名産品などを販売したらどうでしょうか。  なお、第50回に向けて、七夕の伝統をさらに発展させるために、「湘南七夕を創る会」 等、市民のなかに新しい動きが出てきました。今後もいろいろの会が誕生しましたら、行政側も、これらの人たちと一緒になって、平塚七夕まつりの発展にまい進するようお願い致します。

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